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家電分離技術を活用したリソースアグリゲーター向けサービス実証を開始

株式会社エナジーゲートウェイ(代表取締役社長 林博之、以下「当社」)は、当社が販売・運用する「IoTプラットフォーム」の家電分離技術を活用し、バーチャルパワープラント構築を目指したリソースアグリゲーター向けサービスの実証を開始したことを発表いたします。

わが国では、太陽光発電などの再生可能エネルギー(以下「再エネ」)が急速に導入された結果、出力変動や余剰電力の発生といった、電力系統に影響をおよぼす様々な課題が顕在化しつつあり、継続的な再エネ導入と電力系統安定化を低コストで両立させる新たな社会的な仕組みが必要とされています。

将来にわたる継続的な再エネの導入拡大と電力系統の安定化の両立を目指し、社会に分散して存在するエネルギーリソース(蓄電池、電気自動車、給湯設備、太陽光発電等の多種多様な電力設備)をメガワット級の調整力とするバーチャルパワープラント(以下「VPP」) ※1の構築を目指し、東京電力パワーグリッド株式会社(以下「東電PG」)はアグリゲーションコーディネーター(以下「AC」)※2の実現に向けた検討や、リソースアグリゲーター(以下「RA」)※3の市場参入を促進するプラットフォーム構築を目指し、RA向けサービスの提供などAC機能高度化について検討しています。

当社は東電PGが検討しているAC機能高度化に向けた取組みの一つとして、IoTプラットフォームの家電分離技術 ※4を用いたRA向けサービスを実証します。具体的には機器分離技術に対応した高精度電力センサーを約200戸に設置し、各家庭における家電の使用状況より、DRポテンシャルの推定、適切な節電協力依頼ならびに制御量の把握を行い、本技術がDRの確度向上に役立つことを検証します。

当社は、IoTプラットフォームを通じて、価値あるデータを様々なサービス事業者様に提供することで、世の中を変革するサービスの実現に邁進していきます。

  • 1情報通信技術等により、分散するエネルギーリソースを統合的に制御し、あたかも一つの発電設備のように機能する仮想発電所
  • 2リソースアグリゲーターが制御した電力量を複数束ね、一般送配電事業者や小売電気事業者と直接電力取引を行う事業者
  • 3需要家とVPPサービス契約を締結してリソース制御を行う事業者
  • 4 住宅全体の電気使用状況から家電製品の種類ごとの利用情報を抽出する技術


実証するサービスイメージ

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スマホアプリ(うちワケ)

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(参考)当社が販売・運用する「IoTプラットフォーム」

分電盤に設置した電力センサーを通じて取得した住宅全体の消費電力量からそのご家庭がご利用になられている個々の家電製品の消費電力量を推定する機能を持ち、分析したデータをサービス事業者様に提供することにより様々なご家庭向けサービスを創出できる特徴を持ったプラットフォーム。

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